インドを席巻する電動SUV、「Maruti Suzuki e Vitara」の全貌

インド最大の自動車メーカー、マルティ・スズキが2025年春に生産を開始する初の全電動車「e Vitara」について、発表されました。イタリアのミラノでお披露目されたこの車両は、オフロード機能も兼ね備えた革新的な技術が注目されています。
「ALLGRIP-e」と名付けられた4輪駆動システムは、前後独立したeAxleを搭載し、スズキの四輪駆動技術を電気自動車に応用しています。加えて、荒地から脱出するためのトレイルモードも搭載される予定です。

e Vitaraは欧州仕様で49 kWhと61 kWhのバッテリー容量をオプションとして提供し、1回の充電で400km以上の走行が可能となる見込みです。また、SUVのサイズは全長4,275 mm、幅1,800 mm、高さ1,635 mmで、快適な乗車空間を実現。

インドでは電動車の市場がまだ初期段階であり、タタ・モーターズが市場をリードしていますが、マルティ・スズキはライバルに挑戦する姿勢を見せています。ゴジャラート州のハンサルプルにある専用工場では、年間25万台の生産能力を持ち、今後生産数を増やしていく計画です。この工場では、スズキとトヨタの国際的な協業の一環として、トヨタに向けたEVの供給も行います。
2031年までに6モデルのEVを展開する予定で、マルティ・スズキの野心的なEV戦略に注目が集まっています。

出典 : https://auto.hindustantimes.com/auto/electric-vehicles/revealed-say-hello-to-e-vitara-maruti-suzukis-first-ever-all-electric-car-41730729432726.html