インド発、数学スキル向上に挑むスタートアップ「Bhanzu」の勝算

2020年にニーラカンサ・バヌ氏が設立したインドのスタートアップ企業「Bhanzu」は、生徒の数学の能力向上を助けるカリキュラムを提供しています。英国、米国、中東にも事業展開をしており、4年以上のデータ収集と研究を基にしたカリキュラムを開発。AIによる対話型プログラムとカスタマイズ可能な学習を提供しています。

この度、同社はEpiq Capitalが主導するシリーズBの資金調達ラウンドで、約139クローレルピー（約16.5ミリオンドル）を調達しました。これには、ムンバイに本拠を置くZ3Partnersや既存の投資家であるLightspeed Ventures、Eight Roadsも参加しています。

特に米国の市場において、大手企業がテクノロジーを十分に活用せず、カリキュラムでの革新的な取り組みを見せていないというギャップが浮かび上がり、Bhanzuにとって大きなチャンスであるとCEOのバヌ氏は述べています。資金は米国でのさらなる展開に使われる予定です。

一方で、インドの教育技術（エドテック）セクターでは、BYJU’Sが経営破綻手続きを進めるなど、業界全体が苦戦しているものの、Bhanzuは前回の資金調達から8倍の成長を記録し、プラスのキャッシュフローを保ち、さまざまな地域で製品市場適合性を確立しています。

出典 : https://inc42.com/buzz/edtech-startup-bhanzu-raises-16-5-mn-from-epiq-capital/