インドの自動車市場、田舎を駆けるマルチの小型車戦略

マルチ・スズキがインド市場で小型車の販売低迷にジワリと見せる回復の兆しです。国内の自動車メーカーの中でトップの座にある同社は、近年、SUVやクロスオーバー車へと移行する世界的な傾向に伴い、小型ハッチバックやセダンの販売が苦戦を強いられてきました。しかし、最近になって農村市場の成長の影響を受け、特にエントリーレベルの小型車が販売台数を増やし始めています。

今年10月には、このセグメントで前年同月比10%の小幅ながらも成長を達成しました。マルチ・スズキは新型のサブコンパクトセダン「デザイア」の四世代目を発表し、6.79ラクルピーから10.14ラクルピー（エクスショールーム価格）で販売することを発表しました。SUVの人気が高まり続ける中、セダンカテゴリでの市場シェア拡大を目指しています。

インドのマルチ・スズキの幹部は、農村市場の復調が、エントリーレベルの小型車セグメントの復活に大いに寄与したと述べています。小型ハッチバックセグメントにおいても、先行する四半期と比較して販売の減少を食い止めることができたとのことです。同社は10月に過去最高の販売実績を記録し、今後もインドの各セグメントにおける高い市場シェアを保持するために幅広い製品群を展開していく方針です。

出典 : https://auto.hindustantimes.com/auto/news/rural-market-growth-is-lifeline-for-small-cars-believes-maruti-suzuki-41731374193588.html