インドのコワーキングスペース市場、活況とIPOラッシュの波に乗る

インドのオフィス空間の需要が高まっており、特にコワーキングスペースのスタートアップが市場の好機を捉えている。パンデミックによるリモートワーク文化から徐々に元のオフィス勤務に戻る動きが見られる中、多くの企業は適切で予算に優しいオフィスを求めている。これが新興の共働きスペースにとっては好機となっている。
インドのいくつかの主要都市ではオフィススペースのコストがパンデミック前の水準を超えており、共働きスペースの需要が飛躍的に増加している。

大手不動産コンサルティングのCBREによると、柔軟なオフィススペース提供業者は既にオフィスリース市場の15%以上を占め、今後数年でその割合がさらに増えると予測されている。こうした状況を受けて、Awfisを筆頭にSmartWorks、DevXなどのコワーキングスペース企業が相次いで株式市場に登場している。
一方、ティア2やティア3の都市も、これら企業にとって次なる展開地と見られており、地方の市場への進出も加速している。

この業界の盛り上がりは投資家にとっても好機であり、早期投資家は利益確定の絶好のチャンスを迎えている。今後もインドのオフィスリアルエステート市場は、新時代の企業の需要に応え、さらに拡大していくことが期待される。

出典 : https://inc42.com/features/making-sense-of-the-coworking-ipo-boom-in-india/