インドの「ユニコーン企業」は過大評価？ウィプロ会長が警鐘

ウィプロのリシャド・プレムジ会長は、インドにおける「ユニコーン」企業への注目が過剰であり、その祝賀も行き過ぎていると述べました。彼は、単に高い企業価値を目指すのではなく、持続可能なビジネスを構築することが重要であると指摘しています。ユニコーンとは、評価額が10億ドル以上のスタートアップ企業のことで、インドでは2011年に初めて登場して以来、10年間で100社を超えるユニコーン企業が誕生しています。しかし、プレムジ氏は高い評価を受ける企業ばかりが注目されがちだが、それ以外にもニーズに応え、成功している数千の企業があり、それらはユニコーンと呼ばれるかどうかに関係なく成功していると強調しました。

さらに、CII（コンフェデレーション・オブ・インディアン・インダストリー）とマッキンゼー・アンド・カンパニーが共同で発表したレポートによると、これらの新しいユニコーン企業は、2030年までにインド経済に1兆ドルを追加し、5,000万の新しい仕事を生み出す見込みです。
インドの100社以上のユニコーンと約10万のスタートアップが、2016年から2023年までの間にGDP成長の約10%から15%を占めているとも報告されています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/technology/focus-on-unicornism-in-india-overhyped-says-rishad-premji/articleshow/115303009.cms