インド市場、小型車の復活の兆し

インドでのSUVの人気が高まる中、国際金融サービス大手のノムラが予測する来年の車市場に変化があらわれそうです。小型で手頃な価格の車の売上が2025年には回復すると予想されており、この見解はマルチ・スズキの分析とも一致しています。現在、小型車の市場占有率は約28パーセントですが、SUVのセグメントは50パーセントを超えて成長を続けています。
マルチ・スズキは何十年もの間、インドの小型車市場をリードしており、特にその入門モデルのAltoは、20年以上にわたって多くの進化を遂げてきました。ノムラはインドの自動車産業の第3四半期の見通しと、来年の乗用車セグメントについての総合的な見積もりも共有しています。
セールス面では、CNG車は継続的な成長が見込まれ、来年にかけて新しい電気自動車のモデルも続々と発売される予定です。対して、小型車のセグメントは、補助金や広告攻勢などにもかかわらず、現在は勢いが少し落ち着いた状態ですが、次第に改善が見込まれており、特に10月には、特に農村部で小型車の売上が10%増加しました。
かつてマルチ・スズキとヒュンダイに率いられた小型車のセグメントは、インド自動車産業の基盤でしたが、近年は売上の割合が27%まで下がっています。それでもマルチ・スズキは市場シェアを68パーセント保持し、引き続きこのセグメントをリードしています。

出典 : https://auto.hindustantimes.com/auto/cars/small-and-affordable-car-sales-in-india-to-bounce-back-next-year-says-report-41733461476715.html