インドの自動車市場を席巻するマルチ・スズキ、電動化に向けて大胆な一歩

マルチ・スズキは、今年、インドの自動車メーカーとして初めて、年間生産台数200万台を超える快挙を達成しました。この数字は、インドの製造業の歴史においても記録的なものであり、特にエルティガMPV、バレーノ、フロンクス、ワゴンR、ブレッツァといったモデルが生産の中心となっています。

そして、マルチ・スズキは電動車市場にも積極的に参入しております。現在は、500km以上の航続距離を持つ60kWhリチウムイオンバッテリーを搭載したe Vitaraの公開に向けて準備を進めているほか、2030-31財年までに6モデルの電気自動車を発売する計画です。これによって、テスラモーターズ、ヒュンダイ、マヒンドラなどの競合と直接競合することで、インドの電動車市場のリーダーを目指しています。

しかし、マルチ・スズキには課題も残っており、小型車の売上が伸び悩んでいることが挙げられます。高い人気を誇ってきたアルトK10やS-プレッソ、ワゴンRなどがかつてほどの強さを示せていない現状です。しかし、同社のRCバルガバ会長は、今後の小型車セグメントの回復を楽観視しており、2025-26財年に向けて好転を期待しています。

出典 : https://auto.hindustantimes.com/auto/news/maruti-suzuki-shatters-production-milestone-in-2024-rolls-out-2-million-units-this-year-41734428249796.html