インドのディープテックスタートアップ、世界10位に躍進するも資金調達に差

スペシャルインベストとオイスターグローバルが最近公開した報告書によると、インドはディープテクノロジーのスタートアップに対する資金調達で世界のトップ10地域の一つになりました。
しかしながら、2016年から2023年の間に受け取った34億ドルの投資にも関わらず、インドが他国に比べて依然として大きな差を抱えていることが浮き彫りにされています。例えば、中国のスタートアップはインドの約12倍にあたる376億ドルを確保し、イギリスは約4倍の134億ドルを獲得しています。

アメリカが最も多い1774億ドルを調達し、ディープテック資金のグローバルリーダーとなっています。インドの資金提供は、まだ控えめながら、価値を高めるスタートアップが増加していると報告されています。
しかし大規模な上場や企業買収などの大型エグジットがまだ見られず、これらは投資家の信頼形成やイノベーションを促進するために重要です。

報告書は、インドがディープテック分野での大型エグジットを実現するためには、イノベーション、投資、および事業拡大を支える堅固なエコシステムを構築する必要があるとしています。成功したエグジットによって投資家に信頼感をもたらし、さらに多くの資本を惹きつけ、競争力のあるグローバルリーダーに追いつくための土台を築くことが可能になると信じています。
インドのディープテックへの道のりは有望に始まっており、適切なエコシステムが整えば、インドは間もなく世界の舞台で大きな役割を果たす国になるだろうと見方を示しています。

出典 : https://www.aninews.in/news/business/india-among-top-10-deep-tech-markets-but-faces-huge-funding-gap-report20241219145014