インドのEV革命: ゼロダ創設者の巨額投資と国産化への挑戦

ニューデリー出身のゼロダ共同創業者ニキル・カマス氏は、今年最も力を入れている投資先は電気自動車（EV）分野であることを明かしました。彼はスクーターからバス、トラック、そして将来は空飛ぶタクシーへと投資の幅を広げ、電動モビリティへの長期的シフトを信じています。

カマス氏はEV分野に強気な姿勢を示し続けており、バッテリーメーカーや太陽光発電企業への潜在的な可能性についてもポッドキャストで語っています。彼は、気候変動への意識の向上や移動コスト削減の潜在力が、電気自動車への移行を加速させると共有しています。

また、インドは2030年までに再生可能エネルギーからのエネルギーを50%にする目標に向けて、2024年10月時点で国の総設備容量の46.3%を再生可能エネルギーが占めており、電力ネットワークからの炭素排出を削減し、EVの急増に対応するリチウムイオンバッテリーの需要が2030年度までに127GWhに達すると予測されています。

しかし、インドはリチウムという資源の点で外国、特に中国に大きく依存しているため、国家安全保障リスクを軽減し、国家支出を減らし、地政学的懸念に対応するために、自己依存を強化する必要があります。国はジャム・カシミール州やラジャスタン州でのリチウム埋蔵量の発見を契機として、エネルギー自立を目指していますが、リスク分散の観点からも、ナトリウムイオンバッテリーや固体電池技術といった代替技術の開発も重要視されています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/auto-components/zerodhas-nikhil-kamath-doubles-down-on-electric-vehicles-eyes-future-of-sustainable-mobility/116477238