インドの配達スタートアップDunzo、創業者のCEOが辞任—企業の未来に何が待っているのか

インドのハイパーローカル配達サービスを提供するDunzoのCEOであり共同創業者であるKabeer Biswasが、辞任の意向を表明しました。この情報は関係者からの直接の話として伝えられています。
しかし、Biswas本人はこの件に関する問い合わせには応じていません。他の共同創業者であるMukund Jha、Dalvir Suri、Ankur Agarwalもすでに会社を去っています。
会社は食品デリバリープラットフォームSwiggyやTataのBigBasketとの買収交渉を行っていましたが、交渉は決裂しました。
昨年四月、Dunzoは2025年度に完全な黒字化を目指していると従業員に伝えていましたが、給与の支払い遅延や既に退職した従業員への清算金の完済ができていないという問題が生じています。
過去18カ月以上にわたり、Biswasを含む従業員への給与の未払いが続いており、Biswasは約20カ月間給与を受け取っていないと報告されています。
2014年に設立されたこのベンガルールに拠点を置く企業は、2023年4月に最新の資金調達ラウンドで7500万ドルを獲得し、4月14日時点で7億4400万ドルの企業価値を持っています。
しかし、Reliance RetailやGoogle、Lightboxのベンチャーキャピタルなどのほとんどの投資家が取締役会を離れてしまいました。
Dunzoはもともとハイパーローカル配達サービスから始まりましたが、今ではSwiggyのInstamartやZepto、ZomatoのBlinkitなどの資金力のあるスタートアップとの激しい競争に直面しています。
さらに同社が展開するユーザー間で荷物を送るサービスは、SwiggyのSwiggy Genieなどにも取り入れられており、他のタクシーアグリゲーターや物流スタートアップも同様のサービスを提供しています。

出典 : https://yourstory.com/2025/01/dunzos-founder-kabeer-biswas-hands-resignation