インド版ゼプト、大転換へ――新市場戦略とIPO目指すスタートアップの野望

インドの急成長を遂げるクイックコマース会社、ゼプトが運営構造の再編に乗り出しました。同社は2024年10月に新しい法人「Zepto Marketplace Private Limited」を設立し、従来のB2B2Cモデルからマーケットプレイス方式への移行が示唆されています。

これまでゼプトは、ブランドとプラットフォームをGeddit Convenienceなどの企業にライセンス供与し、これらの企業が最終消費者への販売を管理していました。しかし、新たな変更により、直接在庫管理と販売者との関係を取り仕切ることが可能になります。

スタンフォード大学を中退したAadit PalichaとKaivalya Vohraによって創業されたゼプトは、2024年に約14億ドルの資金を調達し、インドの富裕層やファミリーオフィス、主要金融機関からの追加で3億5000万ドルの資金を集めることに成功しました。

また、同社はインド企業としての信頼を築くため、インド国内での上場も視野に入れ、9月7日には公開準備を始めたことが報じられています。急速な成長を続ける一方で、毎月3500万ドル以上の資金を消費するとも指摘され、安定的な運営とさらなる成長戦略を模索している状況です。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/startups/zepto-sets-up-new-marketplace-entity-in-revamp-of-operating-model/articleshow/116888569.cms