インドの富裕層に見るデジタル金融の波

インドの富裕層は金融活動が活発化しており、フィンテック企業ユニコーンのCredによる報告書によると、年間に434回以上のP2P銀行取引を行っています。これには資産の増加と支出の加速が含まれているそうです。
インド人の受動的な収入の形成に対する考え方が変わっていることも明らかにされており、42%の個人が年平均10回の配当収入を得ているとのことです。

また、71%のユーザーが年平均28回の積極的な投資を行っており、富の構築に対する意識が高まっています。
Cred Moneyはアカウントアグリゲーターの枠組みを利用しており、ユーザーは複数の銀行口座における取引の速度や頻度に関するインサイトを獲得できるようになっています。

さらに、デジタル決済システムの普及、特に統一された支払いインターフェース（UPI）の利用が増え、インドの富裕層は様々な決済方法の導入者として最前線にいます。
CredはUPI支払いアプリの中で5番目に大きな存在となり、2023年12月には約143.07百万回の支払いを報告し、5,097.94Crルピーの取引を行いました。

会社は前年の1,484Crルピーから66％の売上増を遂げ、2,473Crルピーに達した一方で、22％増の1,644Crルピーの純損失も報告しています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/technology/affluent-indians-see-surge-in-financial-activity-says-cred/articleshow/117002909.cms