PayPalの差別訴訟：アジア系女性起業家が挑む平等への戦い

ベンチャーファームAndav Capitalの創業者であるインド系アメリカ人のNisha Desai氏が、自分がアジア系であることを理由に、PayPalの多様性および平等プログラムから排除されたとして、人種差別を主張してPayPalを訴えました。

2020年、PayPalはBlack Lives Matterを受けて、黒人および少数民族主導のビジネスを支援するために5億3000万ドルのコミットメントを表明しました。しかし、訴訟によるとデサイ氏はこの資金を求めて応募したものの、プログラムが黒人およびヒスパニック主導の企業に限定しているため、アジア系である彼女は見過ごされたと主張しています。

この訴訟は、アジア系を含む他の人種の多数所有するファンドが同等の考慮を受けていないとして、ニューヨーク連邦裁判所に提起されました。訴えによるとPayPalは、アジア系女性が主導するファンドには1ドルもの資金を発表しておらず、プログラムは現在も続いていると述べています。

デサイ氏は、アジア系のビジネスウーマンには違法に資金提供の機会を否定したと主張し、自身のファームが莫大な資本を失ったと訴えています。彼女はこの訴訟でPayPalが1981年の公民権法に違反し、ニューヨーク州市の法律に基づいて人種差別を禁じたと主張しています。

PayPal側は訴訟中であるためコメントを控えていますが、デサイ氏は正義を実現するために法的闘争を続けると述べています。

出典 : https://americanbazaaronline.com/2025/01/13/indian-american-vc-firm-founder-sues-paypal-for-alleged-racial-discrimination-458289/