インド発、次世代スペーステック企業OrbitAIDの挑戦

インドのチェンナイに拠点を置く宇宙技術スタートアップ、OrbitAIDが、ユニコーンインディアベンチャーズ主導のプレシードラウンドで150万ドルを調達しました。
この資金を用いて、OrbitAIDは宇宙でのドッキング（さまざまな航空機などの接続）と給油の実証試験を行い、軌道上サービス施設の拡大を計画しています。また、衛星の寿命と機能を延ばすことを目指し、特に燃料補給に着目した製品を開発しています。

このスタートアップは、2021年にインド科学研究所の卒業生たちによって設立されました。彼らの標準インターフェースドッキングおよび給油ポート（SIDRP）は、宇宙インフラストラクチャの長期的な生存性を高めることを目的としています。
CEOを務める創設者の一人であるSakthikumar氏は、この資金調達が「衛星サービスを革新し、宇宙における持続可能な未来を実現するために一歩前進する」と述べています。

この資金調達は、インド政府が宇宙技術セクターにおける民間パートナーシップを積極的に奨励している中で行われており、政府は昨年、宇宙に特化したスタートアップ約40社を支援する1000億ルピーのベンチャーキャピタルファンドを承認しました。
ユニコーンインディアベンチャーズのマネージングパートナーであるBhaskar Majumdar氏は、「宇宙技術などの緊急すべき技術は、我々の惑星を超えた世界の覇権へのインドの旅を導くものだ」と述べています。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/funding/spacetech-startup-orbitaid-raises-1-5-million-led-by-unicorn-india-ventures/articleshow/117264412.cms