インドのクイックコマース市場、リーダーから撤退へ

インドのクイックコマース市場でかつて先駆者だったDunzoが、運営に苦戦し市場を去ることとなりました。
この動きは、共同創業者であるKabeer Biswas CEOの退任と、Flipkartの急速配送部門Minutesにの移籍に伴うものです。
事業では、2022年1月にReliance Retailから約$200 millionの大型投資を含む$450 million以上を調達しましたが、財政難に陥り、リストラや社員の給料遅延が続いていました。
また、借入金未払いにより、債権者が国家企業法部(NCLT)に訴訟を提起しています。
一方でReliance RetailはDunzoの26％の株式を、Googleは20%を保有しています。
競争激化する市場で、DunzoはZomato傘下のBlinkit、Zepto、Swiggy Instamartなどのライバルに対抗できずに市場を去ることとなりました。
経済難と激しい競争が続くインドのリテール業界では、運営効率と継続的な資金調達が生き残るためには不可欠です。

出典 : https://www.indianretailer.com/news/dunzo-shuts-down-operations-following-ceos-exit-amid-financial-struggles