インドの海藻スタートアップ、石油プラスチック代替材料で20クロールピー資金調達

バイオテクノロジーを駆使したインドの新興企業「Zerocircle」が、石油ベースのプラスチックに代わる海藻ベースの製品を開発して市場で注目を集めています。このたび、投資家やベンチャーキャピタルの支援を受け、20クロールピーの資金を調達しました。この資金は、製造能力の拡大や供給網の最適化、チームの拡張に使われる予定です。

2020年に設立されたプネに本拠を置く「Zerocircle」は、ハンバーガーボックスやフライドフード容器、ベーカリーパッケージなど、食品包装に用いられる石油化学製品に代わる環境に優しい製品を提供しています。このスタートアップは、ヨーロッパ市場でのビジネスを拡大し、今後はGCC（湾岸協力会議）諸国にも進出を計画しており、インド国内でもフル稼働を目指しています。

創業者のネハ・ジャイン氏は、製品が自然に分解されるため、廃棄された環境でも問題がないと話しており、持続可能な規制に厳しいヨーロッパを始め、石油ベースの材料に代わるソリューションを積極的に模索している地域を中心に展開していく戦略です。肯定的に出資を表明したRainmatterのニティン・カマス氏は、プラスチック汚染が顕著になっている中、バイオ分解可能な代替素材の開発への支援の必要性を語っています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/biotech-startup-zerocircle-raises-rs-20-crore-in-round-led-by-nithin-kamaths-rainmatter/articleshow/117275981.cms