インド発、都市間移動を変革！新ユニコーン「Rapido」の野心的計画

インドの移動サービス業界で話題になっているのが、「Rapido」という名のスタートアップです。この企業はウェストブリッジ・キャピタルからの支援を受けており、現在120以上の都市でサービスを提供していますが、なんとその数を500都市まで広げる計画を発表しました。展開は段階的に行われ、最初はカルナータカ州、グジャラート州、タミルナードゥ州、西ベンガル州、ラジャスタン州をターゲットにし、その後パンジャブ州、ハリヤーナ州、ウッタルプラデーシュ州、ウッタラーカンド州などへと広げます。

ビジネスの拡張は、Rapidoが昨年9月に2億ドルの資金を調達し、ユニコーン企業となった実績が背景にあります。毎日360万回のライドを提供しており、1.3 Cr以上のキャプテン（配達パートナー）がプラットフォームで合計15000 Crルピー以上を稼いでいると言います。

また、2015年の創業以来、2輪車によるライドヘイリングサービスの提供者として知られ、3輪車やキャブサービスへとサービスを拡大しました。これらはサブスクリプションモデルにより、ドライバーは各ライドに対する手数料ではなく、1日あたり、あるいは1週間あたりの定額料金を支払う形式です。

さらに、24年度の営業収益は46%増の648 Crルピーに達し、新規事業への進出や利用者の増加を背景に、純損失も45%減の371 Crルピーに縮小しました。競合はウーバーやオラなどのベテラン企業に留まらず、最近ではONDCプロトコルを採用している新興企業「ナンマ・ヤトリ」も含まれます。

また、Rapidoは2輪車フリートを活用したハイパーローカル配送を利用して、クイックコマース分野への参入も計画しているそうです。社長のアラヴィンド・サンカ氏によると、10分配送だけでなく、30分から1時間の迅速なコマースにも対応するとしています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/westbridge-capital-backed-rapido-to-ride-in-with-services-to-500-cities-up-from-120-now/articleshow/117350993.cms