インドの宇宙・防衛産業、米国とのコラボで新市場開拓

インドのプライベート企業が、アメリカと宇宙および防衛分野での新しいコラボレーションプログラムに選出されました。
このプログラムは初の試みで、選ばれた企業には巨大かつ戦略的な市場へのアクセスが約束されています。

具体的には、宇宙イメージング会社のKaleidEOやロケットメーカーのEtherealX、Aadyah Spaceを含む、複数の企業が、アメリカの国防革新部隊（DIU）、国防総省、その他の政府機関と連携して衛星観測や最先端の宇宙・防衛技術に取り組みます。
これと引き換えに、彼らは世界最大の防衛・宇宙市場へのアクセス、メンターシップ、そして有料の顧客基盤を獲得し、さらにはNorthrop Grumman、RTX、Lockheed Martinといったアメリカの防衛業界のリーダーたちとも仕事をします。

この取り組みは、インドとアメリカの間で革新的なブリッジを作り出すことを目的として2023年に始まった「インド・米国防衛加速エコシステム」の一環です。
これは、インドが宇宙や防衛のプライベートセクターを拡大し、長年のパートナーであるロシアからの依存を減らそうとする中での動きです。

インドの投資家IndusBridge VenturesとアメリカのFedTechが、選出された7つのインド企業を選んでおり、具体的なプロジェクトについての話し合いが進行中です。
アメリカの市場へのアクセスにより、インドのプライベート企業は年間5億ドルから10億ドルの収益を生み出す可能性があるとのことです。

さらに、インドの国家安全保障顧問アジット・ドーバル氏は、アメリカのジェイク・サリバンと会談し、宇宙技術の協力強化や、インドのDefense Excellenceのイノベーションとアメリカの国防革新部隊との間での連携促進について議論しました。
これらの動きは、インドの企業が競争で優位に立つことを助ける可能性があり、年間約15億ドルのビジネス機会を彼らに提供しています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/first-indian-space-startups-picked-for-indo-us-defence-programme-sources-say/articleshow/117322147.cms