インド不動産市場激動、アダニとエマールの大型提携間近か?

ドバイ最大の不動産デベロッパーであるエマール・プロパティーズが、インド子会社の株式一部をアダニ・グループに売却する交渉をしていることが明らかになりました。
取引価値は、400-500億ルピー（約4.62-5.78億ドル）で、まだ初期段階ですが、これが決まれば、アダニ・グループにとって不動産部門での最大投資になる見込みです。
エマールは2005年にインド市場に参入し、グルガオン、モハリ、ラクナウ、ジャイプール、インドールなどの主要都市で、住宅や商業施設を含む様々なポートフォリオを築いてきました。

この提携はエマールにとっても多くの資本をもたらすはずで、その資本は主要市場での再投資や負債の返済に使用されるでしょう。
エマール・プロパティーズは、安定した財務体質と高い流動性を保ちながら、約2.84億ドルの負債を有しています。
彼らは、特にグルガオンでのエマール エメラルド ヒルズやアマリスといった注目プロジェクトを展開しており、2024年11月にはグルガオンでアマリスという高級住宅プロジェクトを100億ルピー投じてスタートさせました。

もしアダニ・グループがエマールのインド運営に参加すれば、インドの都市開発を促進し、地域経済を刺激する新プロジェクトの立ち上げにつながるかもしれません。
アダニ・グループは、すでにインフラ、エネルギー、物流など多岐にわたる事業を展開していますが、不動産業界への進出は大きな多角化となります。
アダニ・リアルティは、ムンバイ、プネ、アーメダバード、デリーNCRなどの都市で多様な住宅や商業プロジェクトを手がけており、注目すべき動きです。

出典 : https://www.indianweb2.com/2025/01/dubais-emaar-in-talks-with-adani-group.html