インドのスタートアップ投資激変！ミクロVCが主役に

インドのスタートアップ投資シーンが変わりつつあります。大手のリスクキャピタルが慎重な姿勢を見せる中、初期段階の投資風景において、小規模なベンチャーキャピタルや創業者主導のファンドが脚光を浴びています。
特に、pre-seed段階への投資に特化した新しいマイクロVCが登場し、インドにおける初期段階のスタートアップの支援を強化しています。
例えば、ヴォルトVCやAJVCなどのファンドは、ソフトウェアやAIに焦点を当てたり、セクターにこだわらないといった特徴をもっています。
インドでは過去5年間で224のファンドが設立され、その多くがpre-seed段階にフォーカスしています。

これにより、エンジェル投資家には機会と課題が生まれています。
スタートアップの創業者たちは、カピタルテーブルを豊かにするために、戦略的な投資モデルや業界のメンターシップ、手厚いサポートを提供する機関投資家を求めています。
更に、国内資本がインドのスタートアップへの投資を後押ししていることも、この傾向を強化しています。
国産資本は、現在インドのスタートアップへの投資全体のおよそ15％を占めており、これは年々成長しています。

ミクロVCがセクターに特化し、自らの専門性を生かしてスタートアップを支援する戦略を採用する中、
彼らの投資金額はスタートアップのニーズに必ずしも十分ではないことも指摘されています。
このように、インドのスタートアップ投資は大きな変化を遂げており、新しい投資の機会が広がっています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/micro-vcs-take-on-riskier-bets-as-big-players-tread-cautiously/articleshow/112845683.cms