インドEV市場の風雲児、タタ・モーターズの挑戦

インド最大の電気自動車メーカー、タタ・モーターズが、競争が激しさを増す自動車業界でのリードを維持するため、国産のEVバッテリーに注力しています。同社の市場シェアは前年の73%から62%に減少しましたが、グループCFOは、バッテリーのギガファクトリーへの15億ドルの初期投資で供給チェーンをさらに統合し、市場をリードすると述べています。
タタの競合他社はバッテリーを市場から調達するのに対し、2026年に自社でリチウムイオン電池セルの生産を開始することで、コストのかかるEVの部品について大きなコントロールを持つようになります。

さらに、タタ・モーターズは米国のプライベートエクイティファームから10億ドルの資金を調達し、インド政府の電動車両向けのインセンティブプログラムにより、次の4年間で約7億5000万ドルを得ることを目指しています。EVの販売はインドにおいて2024年に全体の2.5%に過ぎませんでしたが、成長率は全体の5%を大きく上回る20%であり、今後も伸びが見込まれます。
このインド車市場での電気自動車の割合は、2024年の12%から2030年には30%へと拡大する計画です。タタ・モーターズは、インドのEV市場で引き続き注目される企業と言えるでしょう。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/auto-components/tata-motors-looks-to-local-battery-play-as-ev-competition-rises/117473028