インドのスマートフォン市場、オフライン小売業者との緊張高まる

インドのスマートフォンブランドが迅速配送を行うプラットフォームと提携を進めていることにオフライン小売店が反発しています。全インドモバイル小売商協会（AIMRA）は、このような動きがグレーマーケットを促進し、小売ネットワークの安定を損なうと述べ、Vivo Indiaに抗議の手紙を送りました。これにより、優良な小売店と顧客との間に築かれた信頼にも影響が出かねません。

他のブランドにも近く同様の書簡が送られる予定で、AppleやXiaomi、Oppo、Samsung、そしてOnePlusが対象です。例えば、Appleは迅速配送と提携し、iPhone 16の販売で25%の増加を見せていますが、オフライン小売店は新モデルの初回在庫を手に入れるまで数週間待たされています。

インドでは、2024年にスマートフォンの出荷が前年比1%増の1億5300万台に達し、Vivoが市場をリードしています。Counterpoint Researchのデータによると、Vivoの市場シェアは20%に増加し、以下、Xiaomiが16%、Samsungが15%、Oppoが14%と続いています。

オフライン小売業者は、AmazonやFlipkartによる価格差によって既に損害を受けており、今後、迅速配送プラットフォームの影響にさらされることが懸念されています。

出典 : https://m.economictimes.com/industry/cons-products/electronics/smartphone-brands-call-to-quick-commerce-companies-puts-off-offline-retailers/articleshow/117924165.cms