インドのバイオテクノロジーが呼び水—新たなVCファンドでスタートアップを活性化

インド発のベンチャーキャピタル（VC）ファーム、IXPが、JV Venturesの支援を受けて、バイオテクノロジーに注力した初のファンド「IXP Lifesciences Catalyst Fund」を立ち上げました。
初期段階のバイオテク企業への投資を目的とし、200クロールピーの基金と、追加で100クロールピーのグリーンシュー・オプションを用意しています。
このファンドは、医薬品やバイオテクノロジー、メディカルテクノロジーなどにおいて、20〜25社程度のポートフォリオを構築することを目指しています。

ハイデラバードに本拠を置くIXPは、資本の提供だけでなく、専門知識や運営サポートもスタートアップに提供します。
ファンド設立にあたり、インド全土の調査を実施した結果、ビジネス最前線の経験者を助言者に迎え、スタートアップへ対象的な支援が必要と判断しました。

インドのバイオテクノロジー業界は、製薬や医療技術の進歩により、過去10年で著しい成長を遂げています。
5000社を超えるスタートアップが活動中であり、VC投資に対する関心も高まっています。
政府と民間プレーヤーがキーロールを果たす中、BIRACなどの機関が開発から商品化までの支援を提供してきました。

また、アジア太平洋地域では農業、バイオエネルギー、バイオマテリアルに焦点を当てたビオテク企業が、過去3年間で約35億ドルを誘致しており、投資額は前の3年間に比べて140％の増加を見せています。
インドのVCファンドが、世界的なトレンドと連動して、急成長しているバイオテクノロジー分野への注力を強化している様子が分かります。

出典 : https://yourstory.com/2025/02/ixp-launches-rs-200-cr-fund-to-support-early-stage-biotech-startups