ソフトバンク、AIの勝算は？インドのスタートアップ市場に注目

ソフトバンクグループが、FY24の第3四半期に3691.6億円（24億ドル）の損失を記録しました。その主な原因は、同社が投資している主要ポートフォリオ企業の株価が市場で大きく下落したからです。
特に目立ったのはソフトバンク・ビジョン・ファンドで、3527.5億円（22.9億ドル）の投資損失を計上しました。
ビジョン・ファンド1号（SVF1）と2号（SVF2）は、ドアダッシュやセンスタイムの売却を含む、合計で約29.8億ドルの投資を清算しています。

インドのフードテック大手Swiggyは、堅調な市場デビューを果たしましたが、他の投資先企業はパフォーマンスが低迷しています。
今後公開を予定している他のインドのスタートアップには、ホスピタリティのOYOや広告技術のInMobiがあります。また、ソフトバンクは、AIに対する強い意気込みを持ち、テクノロジー投資の分野で大胆なプレーヤーとして認知されています。

さらに、ソフトバンクは、OpenAIとして知られるChatGPTを制作する企業に最大25億ドルの投資を検討しており、AI分野への大規模な投資を予感させます。
しかし、米国と中国のAI競争が激化する中で、この投資が成果をもたらすかどうかは未だに不透明です。
ソフトバンクはまた、企業向けのAI検索会社Gleanや、開発者向けのジェネラティブAIツールを専門とするPoolsideなどへも投資を行っています。
これらの動きは、インドだけでなく、世界的な技術投資の未来への重要なかじ取りとなるでしょう。

出典 : https://yourstory.com/2025/02/softbank-swings-loss-q3-amid-lacklustre-tech-ai-bets