インドが進む、電池製造の国産化とは？

インド政府は、先進的な電池製造セクターの発展を目指して、Reliance New Energy Battery Limited (Reliance Industries Limitedの子会社)と共に重要なプログラム協定に調印しました。この一環として、同社は「先進化学セル（ACC）」の製造に関連する生産連動型奨励金（PLI）制度を活用し、10 GWhのACC製造能力を確保。これにより、総額18,100 CrルピーのPLI ACC奨励金を受け取る資格を得ました。

2021年5月に閣議で承認された全額18,100 Crルピーのプログラムは、ACCバッテリー貯蔵に特化した国家的な取り組みの一環として、合計50 GWhの製造能力を目指しています。今回の調印で4社に対して合計40 GWhが割り当てられました。

重工業省は、このPLI-ACC制度が、バッテリー製造コストを世界と競争できる水準に保ちながら、地元での価値追加を促進することを強調しています。また、受益企業は最適な技術を選択し、最先端のACC製造施設を設立するための柔軟性を確保しています。これは主に電気自動車（EV）や再生可能エネルギーの貯蔵分野を支えることになります。

加えて、25-26年度連邦予算では、電池製造の促進とeモビリティエコシステムの成長を加速するための多くの変革的措置が導入されました。このプログラムの結果、PLI受益企業以外にも10社以上が100 GWh超の追加容量設立に着手しており、インドの戦略的ビジョン、環境持続可能な発展へ一歩を踏み出しています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/auto-components/heavy-industries-ministry-inks-agreement-with-rnbl-for-10-gwh-acc-batteries-under-pli-scheme/118351438