インド中央銀行が動き出す！経済データからサイバーセキュリティまで

インドの中央銀行であるRBIが、インド経済に関連する11,000以上の異なる経済データシリーズをアクセスできるモバイルアプリ「RBIDATA」を公開しました。
このアプリは、データの出典、測定単位、更新頻度などについて詳しい説明を提供し、ユーザーが統計データをダウンロードできる機能を備えています。
また、研究者、学生、一般市民に向けて、インドの経済データベースへの迅速なアクセスを提供することを意図しています。

RBIは、金融詐欺の防止や取引の安全性の向上など、様々な取り組みを行っています。
加えて、インドの銀行が利用する排他的なインターネットドメイン「.bank.in」を立ち上げ、フィッシングなどの不正行為やサイバーセキュリティの脅威に立ち向かっています。
このドメインにより、デジタルバンキングと支払いプラットフォームの信頼性向上を図っています。

さらに、バンキング技術開発研究所(IDRBT)がこのドメインの専属登録機関として2025年4月から登録を開始する予定です。
昨年12月に実施された金融政策委員会では、不正な銀行口座の検出を目的としたAIを活用した「MuleHunter.AI」が導入されました。

また、RBIはフリーランス労働者への未担保ローン提供を目指し、デジタルレンダーのVivifi Financeと提携したプロジェクトも始動しました。
フィンテック分野に焦点を当てたRBI最新の取り組みは、昨年5月に全情報が公開され、関連分野のスタートアップにとって重要なリソースとなっています。

出典 : https://startupnews.fyi/2025/02/19/rbi-unveils-app-to-provide-access-to-economic-financial-data/