インドのフィンテック大手PhonePe、上場準備を開始

ウォルマートが支援するデジタル決済企業PhonePeは、インドの国内市場での上場に向けた準備を着手しました。
同社はまだ上場（IPO）の具体的な時期は公表していませんが、売上の成長と利益に向かう道筋の改善を踏まえて計画が始まったとしています。
ウォルマートの最高経営責任者（CEO）であるダグ・マクミロンは、PhonePeの公開計画について言及し、準備が始まったことを明かしました。

この動きは、PhonePeが本社をシンガポールからインドに移して2年以上経ち、保険や国際決済、保険流通などの事業を親企業の子会社として分社化した後のことです。
また、PhonePeはインド統合決済インターフェース（UPI）市場で約47％のシェアを占め、FY24年度には5,064 Crルピーの運営収益と1,996 Crルピーの純損失を記録しましたが、従業員株式オプションの影響を除くと197 Crルピーの純利益を主張しています。
2025年1月時点でPhonePeは5億9000万人の登録ユーザーを持ち、1日あたり3億1000万回の取引を処理し、年間合計決済価値は145兆ルピーに上ります。
PhonePeは、2016年にeコマースの市場であるフリップカートに買収され、2020年に分社化されました。現在、ウォルマートはPhonePeにおいて71％の大株主です。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/technology/phonepe-starts-ipo-preparations-no-word-on-timeline-yet/articleshow/118421450.cms