インドの教育テック企業Byju’sの内部疑惑、法的戦いが激化

デラウェア地区の米連邦破産裁判所は先週、インドの教育テクノロジー企業であるByju’sの創業者や関連企業が、自社の米国法人と貸し手を騙したと判断しました。
創業者のByju Raveendranや投資ファンドCamshaft Capital Fund、親会社Think & Learnが、米国法人Byju’s Alpha Inc.及びその貸し手への詐欺行為に責任があるとされています。
この発表は、Byju’sの12億ドルに及ぶ融資の貸し手によってなされました。裁判所は、Byju’s Alphaからのいくつかの資金移動が詐欺的であり、盗難にあたるとも判定しました。また、Riju RavindranはByju’s Alphaの役員としての職務を怠ったとされます。

さらに、Byju’sの創業者は、貸し手からの要請に応じて財務報告書や基本的な情報を提供しなかったり、資金の行方を隠したと非難されました。
インドでは、USの貸し手を代表するGlas Trustが、国家企業法裁判所（NCLT）において、この教育テック会社に対して法的措置を取っています。
Raveendran氏は、Glas Trustと、コンサルティング会社EY、そして元解決専門家Pankaj Srivastavaの間の不正と共謀に対する「徹底した調査」を当局に要求しました。
これはEYインドの内部告発者がLinkedInでの投稿がきっかけでしたが、EYはこの主張を否定しています。
その後、NCLTは新たな解決専門家を任命しましたが、Raveendran氏の側はこれに反対しています。
また、Srivastavaが実施したCoCの変更を覆し、Glas TrustとAditya Birla FinanceをCoCに再加入させるという決定が下されました。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/byjus-legal-battles-us-court-ruling-new-rp-and-whistleblower-claims/articleshow/118649378.cms