インドのスタートアップ市場、国内資本の活用と規制緩和がカギ

インドのスタートアップ業界は2024年に120億ドルを超える資金調達に成功していますが、多くの資金は海外投資家からのものであり、国内からはわずか15%にとどまっています。この状況を変えるために、業界のリーダーたちは国内投資の増加や規制改革、資金調達の迅速化を呼びかけています。
インド企業のバランスシートや家族経営の企業など、利用されていない資本の源泉があるとInfo Edgeの創業者Sanjeev Bikhchandaniは指摘していますが、規制の障壁が会社によるスタートアップへの投資を阻んでいるのだとか。資金だけでは不十分で、適切な人材の確保や事業拡大の支援、顧客の好みの変化や経済サイクルへの適応指南が必要とBaring Private Equity PartnersのRahul Bhasinは述べています。
また、Anirudh Damaniは、純資産が100万ドルを超える個人投資家については、小口投資家とは異なる規制を設けるべきだと提案し、現行の規制が資金調達を遅くし、コンプライアンスコストを増大させていると警告しています。
インドがスタートアップの世界的なパワーハウスとなるためには、国内資本の活用と規制の障壁を減らし、資金調達プロセスを加速させることが重要です。そのための改善の要求は高まっていますが、実行がスタートアップの成功を左右するでしょう。

出典 : https://www.cnbctv18.com/business/startup/india-startup-funding-domestic-capital-regulatory-reforms-19572928.htm