インドのスタートアップが描く未来-成長と多様性の予想

インドのスタートアップ業界は2025年に向けて着実な成長が期待されています。デジタル化への関心が高まり、政府のサポートや規制面の恩恵も受けています。ただ、急拡大を重視する時代から転換し、投資家も創業者も持続可能な成長を優先する傾向にあります。

カリフォルニアに拠点を置くVC「Expert Dojo」のアシュトシュ・クマール・ジャ氏によると、収益性の高いモデルやコスト効率に注目し、選択的な投資が行われるでしょう。特に初期段階のスタートアップは、単なる予測を超えた実業務のポテンシャルを示す必要があります。

一方、フィンテック、SaaS、ヘルスケア、人工知能（AI）といった分野は成長を続けています。インドの金融包摂に大きく貢献している「India Stack」は、AaadhaarによるデジタルID、e-KYC、UPIを用いた支払いといったインフラからなるAPIスイートです。

インドの国際金融サービスセンター機構（IFSCA）のシュリ・ラジャラマン議長は、現在、約10%の人口に相当する1億9000万人が相互基金や株式市場で積極的に取引しており、今後30～40%に増加することを期待しています。

また、女性主導のスタートアップも、2024年に9億3000万ドル以上を調達し、前年比94%の急成長を遂げており、これは始まりに過ぎないと業界は見ています。多様なリーダーシップを市場全体の基盤とすることが、真のインパクトをもたらすと、Nupur Garg氏は述べています。

出典 : https://www.entrepreneur.com/en-in/news-and-trends/countrys-digital-infrastructure-to-be-game-changing-for/488466