インドのスタートアップ、資金繰りの新潮流–ベンチャーデットに注目

インドのスタートアップ業界で、ベンチャーデット（企業向けの非担保融資）が新たな資金調達手段として注目されています。「ライトハウス・カントン」の報告書によると、ベンチャーデットは順調に成長し、ベンチャーキャピタルの初期段階を反映しているとされています。

起業家は、資金調達の間隙を埋め、過度な株式希薄化を避けるために、このオプションに目を向けています。デットベースの金融プラットフォームである「リカー・クラブ」のCEOであるエクラヴィア・グプタ氏は、スタートアップにとって資本が必須であり、株式をめぐる競争の中で理想的な資金を集める状況にない場合があると言及しています。

同社は、非希薄化資本でスタートアップやブランドの拡大を支援しており、現在300クロールピー以上を展開し、今年さらに2,000クロールピーの資金を調達する予定です。グプタ氏によると、この基金を通じて、SaaS、D2C、テクノロジーサービス、物流などの主要な分野に焦点を当てる予定です。

代替的な資金調達は企業がベンチャーキャピタルへの依存を超えるのを助け、デットは株式資本を集めるのに通常9-12ヶ月かかるスタートアップにとって、より迅速な選択肢です。グプタ氏は、資本がタイムリーに調達されないために多くのスタートアップが失敗するので、速さが非常に大切であると強調しています。

また、報告書によると、創業者の40%が希薄化される性質と30%がスケジューリングの柔軟性を重要視してベンチャーデットを好むとしています。グプタ氏は「スマートデット」のようなオプションが、スタートアップのニーズや資金サイクル、返済期間に応じて検討されることが適合性に大切だとも語りました。

出典 : https://www.entrepreneur.com/en-in/news-and-trends/equity-not-everyones-cup-of-cake-funding-speed-important/488870