インドのテクノロジースタートアップ、2025年第一四半期に躍進

2025年第一四半期にインドのテクノロジースタートアップが、前の四半期より13.64%増加して25億ドルを調達したことがトラクスンの報告で明らかになりました。この結果、インドは世界で3番目に資金を調達した国となり、前年度と比較しても8.7%の増加を示しています。
特にオートテック、エンタープライズアプリケーション、小売業界が好調で、遅い段階のスタートアップには前以上に多くの資金が集まり、シード段階のスタートアップは資金を減少させました。

後期ステージのスタートアップは約18億ドルを受け取り、前四半期に比べて38.46%増加し、前年同期に比べて114.54%の大幅な成長率を記録しました。逆に、シード段階の資金調達は157百万ドルにとどまり、減少しました。
初期段階のスタートアップは528百万ドルを調達しましたが、これは前の四半期から23.7%減少しており、前年同期と比べると52%の大きな落ち込みを見せています。
トラクスンの共同創業者であるネハ・シン氏は、「インドのスタートアップエコシステムは、変化に適応しながら成長を続けている」と述べました。

第一四半期には6社が株式公開しましたが、ユニコーン企業は新たに誕生していません。また、合併・買収案件も増加し、デリーを拠点とするテック企業が総調達額の40%を占め、ベンガルール企業も21.64%を記録しました。投資家による資金提供は引き続き活発で、特にアクセル、ブルーム・ベンチャーズ、ピークXVパートナーズが全体でトップ投資者となりました。

出典 : https://www.ndtvprofit.com/business/indias-tech-startup-funding-climbs-to-25-billion-in-q1-2025-tracxn-report-says