インドの新興企業Zeptoが公開準備！インド人株主の増加図る

インドの急成長を遂げるオンライン食料品プラットフォームのZeptoは、今年中または来年初頭に予定されている株式公開（IPO）に向けて、インドの投資家の保有割合を増やす戦略の一環として、現在の株主に対し最大2億5000万ドルの株式セールを提案しています。
株式セールの目的は、インド人による所有率を現在の33％から50％に引き上げることにあります。特にZeptoの共同創業者であるAadit Palicha氏とKaivalya Vohra氏は、創業以来約20％の株式を保有しており、IPOに先立ちインド人株主の比率を高めようとしています。

また、Zeptoは新しい資金を募集するわけではありませんが、このセールを通じて従業員や既存投資家が自身の持ち株を現金に換える機会が与えられるでしょう。
これにより従業員はIPOを前に金銭的な利益を享受できる可能性がありますが、一方でロックアップ期間やバリュエーション巡る交渉が複雑化する等の問題も予想されます。

Zeptoの市場シェア拡大の可能性にも注目が集まっています。市場調査会社CLSAによると、Zeptoは28％の市場シェアを持ち、インド首都圏のBlinkitを上回る拡大を見せているだけではなく、インドの15都市でしか展開していないため、より多くの都市に進出することで、さらなる市場シェアの獲得が期待されています。
Zeptoがより多くのdark storeや物流倉庫を持つことで、この市場での地位はますます強化されるでしょう。

出典 : https://www.medianama.com/2025/03/223-zepto-to-raise-indian-ownership-to-50-ahead-of-ipo/