インドの中古車販売スタートアップ、Spinnyが巨額資金調達

インド・グルグラムに拠点を置く中古車販売プラットフォームのSpinnyが、米国のAccel Leaders Fundを筆頭に131ミリオンドル(約1,120クロールピー)の投資ラウンドをクローズしました。
この資金調達ラウンドは約1.7〜1.8ビリオンドルというフラットな評価額で行われ、新株の発行により会社に107ミリオンドルが供給される一方で、初期の投資家が一部の株式を売却するセカンダリー取引も含まれています。
また、アップルとナンダン・ニレカニのFundamentumから第一トランチが到着し、第二トランチは4月の最終週までに実施される予定です。
最終締結段階にある23～24ミリオンドル規模のセカンダリー取引についても言及があります。

会社は、新たな資金を非銀行金融会社の拡大に投資する計画です。
2021年12月にSpinnyはADQ、Tiger Global、Avenir Growthが主導する283ミリオンドルの資金調達ラウンドを完了し、同社を「ユニコーンクラブ」へと導きました。
また、Tiger Global、Elevation Capital、General Catalystを含む既存の投資家も最新ラウンドに参加しています。

経済紙「エコノミック・タイムズ」とのインタビューで、Spinnyの創業者兼CEOであるニラジ・シンは、同社の収益がFY25で25-30%増加すると予想しており、これまで収益の一部しか占めていなかった貸付などの付随サービスが、ビジネスの一層のシェアを成長させると述べています。
その他のプレイヤーにはSoftBankが支援するCars24や、Peak XV Partnersが支援するCarDekhoなどがありますが、これらの企業も間もなく資金調達を行う見込みです。
Cars24はすでに車所有者向けのスーパーアプリの立ち上げや、新車販売セグメントへの進出を行っており、一方でCarDekho Groupは公開株式の申し込み準備が進んでいます。
これらの動きは、インドの中古車販売プラットフォームがビジネスを強化し、2024年度には損失幅を縮小するなど、市場での活動が活発になっていることを示しています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/spinny-raises-52-million-from-existing-investors-accel-fundamentum/articleshow/119804553.cms