インド経済を牽引するスタートアップの勢い

2025年の第1四半期、インドでは6社が株式公開(IPO)を果たしましたが、前年同期とは異なり、新たにユニコーン企業は誕生していません。それでも、インドのテクノロジースタートアップ界は、著しい勢いを見せ続けています。この期間にインドのテクノロジースタートアップは、前四半期に比べて13.64％の増加率を示し、25億ドルの資金を調達したことが報告されました。これにより、インドはアメリカ、イギリスに続き、世界で3番目に資金を集めた国となりました。

遅い段階の資金調達は、前年同期比38.46％の増加を見せて18億ドルに達しましたが、初期段階やシード段階の資金調達は大きく減少しており、投資家がより成熟したスタートアップに注目を移していることを示唆しています。中でもオートテク領域が最も成功を収め、4倍以上の増加を遂げています。

一方で、インドは買収のフロントでも活発で、第1四半期には15％の増加を記録し、38件の買収が行われました。その中でも注目すべきは、DSグループとPatanjali AyurvedによるMagma Generalの5億1600万ドルの買収で、これは前回Hindustan UnileverがMinimalistを買収した3億5000万ドルを上回るものでした。そして、投資を集める主要都市としてデリーが40％を占め、ベンガルールがそれに続きます。

このように、インドのスタートアップエコシステムは力強い進展を遂げ、改革とイノベーションの牽引役としての役割を果たしています。

出典 : https://www.entrepreneur.com/en-in/news-and-trends/indias-tech-startups-raise-usd-25b-in-q1-2025-becomes-the/489290