インドの教育テクノロジー市場、大型買収による大変動か

インドの教育テクノロジー界において、物理教育のトップ企業であるユニコーン企業「PhysicsWallah (PW)」が、公務員試験の準備のための著名なコーチング機関「Drishti IAS」の買収に向けて進行中であると報じられています。
この取引が完了すれば、250億〜300億ルピーの価値があり、インドのedtech分野における最も重要な買収の一つとなる見込みです。PhysicsWallahは、UPSC（インドの公務員試験）および州委員会の試験コーチングへの参入を図り、インドの教育市場における競争的な部分への拡張戦略に沿っています。

PhysicsWallahは、初回公開株式（IPO）の準備を進めており、5億ドルの資金調達を目指すと同時に、50億ドルの評価額を目標として報道されています。
一方、Drishti IASは、26年以上にわたり公務員コーチングセクターの主要企業として活動してきましたが、Drishti IASのCEO、Vivek Tiwariはこれらの買収報道を単なる憶測と否定しています。

もし買収が成立すれば、PhysicsWallahはJEE及びNEETのコーチングとUPSC準備を結びつけ、インドの教育テクノロジー業界における影響力をさらに固めることになるでしょう。

出典 : https://digitallearning.eletsonline.com/2025/04/physicswallah-in-talks-to-acquire-drishti-ias/