インドのエドテック企業PhysicsWallah、UPSC試験市場に本腰―IPOへの布石

Edtechのユニコーン企業であるPhysicsWallahが、合格を目指す人たちへのサービス拡大を計画しています。特に、公務員試験の準備を行うUPSC（ユニオン・パブリック・サービス・コミッション）セグメントへの参入で、IPOを見据えた大きな動きを見せています。

PhysicsWallahは、戦略的買収に目を向け、7〜8のコーチングインスティテュートの評価を行っています。この中には、Chaitanya AcademyやDrishti IAS、Rau’s IAS Study Circleなどの名高い機関が含まれており、インドの競争が激しい政府試験準備セクターでの地位強化を狙っています。

最新の報告によると、PhysicsWallahはDrishti IASを25,000 Crルピーで買収するために進行中の話し合いにあるとされていますが、Drishti IASのCEOはこれを単なる憶測だと否定しています。

この買収戦略は、PhysicsWallahが昨年確保した2億10百万ドルの資金調達に続くもので、改革や戦略的な買収に資金を投じる予定です。2016年にAlakh PandeyによってYouTubeチャンネルとして始まったPhysicsWallahは、オンラインとオフラインの両方のチャネルでIIT-JEE、NEET、SSC、UPSCの試験対策を提供する包括的なプラットフォームへと発展しています。

インドのテスト準備産業は、2029年には17.2 billionドルに達すると予想されており、PhysicsWallahはトッププレイヤーになることを目指しています。前年度に比べて収益が2.6倍増の1,940.4 Crルピーを達成していますが、増員や株式評価の変動によりネット損失は1,131.2 Crルピーに拡大しています。

IPOに向けて進むPhysicsWallahは、秘密裏にDRHPを提出しており、5億ドルを調達する計画です。また、リストアップの主要な銀行としてAxis Capital、Kotak Mahindra Capital、Goldman Sachs、JP Morganが関与しています。

出典 : https://startupnews.fyi/2025/04/12/physics-wallah-is-on-shopping-spree-to-diversify-from-science-to-upse/