インド、ペットケア市場の新たなユニコーン誕生！

コロナ禍によってペットの飼育が増加し、関連サービスの急拡大とクイックコマースの普及が進むインドで、ペットケア分野のスタートアップへの投資活動が盛んになっています。
スイスの多国籍企業ネスレは、バンガロール発のペットフードブランド「Drools」に少数投資を発表。これにより「Drools」は価値が10億ドル以上のユニコーン企業に仲間入りしました。
また、デジタルペットケアプラットフォーム「Supertails」やリテールチェーン「Heads Up For Tails」など、他のペットケアブランドも新たな資金調達の交渉を進行中です。

過去5年間でペットケア起業はおよそ1億9800万ドルを20件の取引で調達。インドのペットケア市場は、現在35億ドルと評価され、2028年には70億～75億ドルに達すると予測されています。
収入の増加、晩婚化、出生率の低下などが、ペットとの共存への需要の高まりに寄与しています。

大手プレイヤーだけでなく、多くのスタートアップが製品主導のオファリングを構築。Eコマースとクイックコマースの台頭により、特にオンラインでのペット製品の購入が増加しており、ペットフードだけでなく、グルーミングやサプリメント、おもちゃ、アクセサリーといった非食品カテゴリーが急速に市場を拡大しています。
「非食品は年率25%以上で成長している」というスタートアップ関係者の指摘のもと、ペットの世話をする人々（ペットパレンツ）は今やペットのニーズに対して以前よりもはるかに意識が高まっています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/vcs-sniff-opportunity-as-petcare-expands-beyond-food/articleshow/121470186.cms