インド自動車産業、レアアース問題で生産危機か

インド最大手の自動車メーカー、マルチ・スズキは、電気自動車の重要部品であるレアアースマグネットを巡る中国の輸出制限が、直ちにインド国内の車両生産に影響を与えるとは見ていません。同社は、この問題についてインド政府と協議を行っているとのことです。一方で、バジャージ・オートやTVSモーターといった二輪車メーカーは、新しい輸入プロセスの複雑さから生産中断の懸念を表明し、価格の上昇を予見しています。

マルチ・スズキは、レアアース問題による自動車の生産への影響を否定していますが、少なくとも1つの車種が生産中断を余儀なくされている可能性が報告されています。中国はレアアースマグネットの加工能力の90％以上を占めており、4月には同マグネットに対する輸出許可制度を導入しました。インド自動車メーカー協会(SIAM)は、部品メーカーの在庫が5月末には尽きる可能性があり、6月初旬には自動車産業の生産が停止すると政府に警告しています。

しかし、マルチ・スズキは、今年インドで初めての電気自動車e-Vitaraを発売予定で、この問題が新車のタイムラインに大きな影響を与えるとは見ていないとバラティ氏は述べています。新型車、電気自動車、インドでの次世代バイクや最先端技術に対する深い洞察が得られます。

出典 : https://auto.hindustantimes.com/auto/news/maruti-suzuki-sees-no-immediate-impact-from-chinas-rare-earth-magnet-curbs-at-least-one-model-facing-production-halt-41749014757533.html