インドのフェムテック市場動向: ニッチから成長へ

インドのフェムテック、すなわち女性の健康に特化したスタートアップの分野が、投資の流れに変化を見せながらも、段階的な統合フェーズに入っています。Tracxnのデータによると、2012年から2025年の間に、インドのフェムテックスタートアップは221のエクイティファンディングラウンドで合計2億8600万ドルを調達しました。
ピーク時は2021年の7000万ドルでしたが、2024年には870万ドルに大きく減少し、2025年にはわずか200万ドルを集めたにとどまっています。

しかし、この資金調達の減少にも関わらず、業界全体の活動は停滞していません。過去8年間で少なくとも13件の買収が行われ、統合された女性の健康プラットフォームへの関心が高まっています。特に、不妊治療、月経ケア、メンタルヘルスのサブセクターが活発です。
最近では、女性の性的、ホルモナル、生殖健康に特化したデジタルクリニック「Proactive For Her」が、Vertex Venturesに支援された不妊治療チェーンのIVF Accessによって買収されました。

この買収は、フェムテックにおけるカテゴリ構築の成熟化を反映しており、単なるソリューション提供のアプリから、フルスタックの臨床ケア、診断までを網羅する方向へと進んでいます。
「結果を重視した臨床ケアへと移行している」と業界の投資家は話します。買収は企業にとってケアのプロセス全体に対するアプローチを向上させるチャンスを提供しています。

出典 : https://timesofindia.indiatimes.com/city/bengaluru/femtech-funding-dips-consolidation-on-the-rise/articleshow/121554948.cms