インドに進出するシャープの野望：ディスプレイファブ設立への道

日本の電子機器メーカー、シャープ株式会社がインドでの新たな展開を模索しています。中国、韓国、台湾でディスプレイ工場を成功させた経験を活かし、インドでも類似の戦略を展開しようとしているのです。
インドの強力なパートナーとともにディスプレイ製造施設を設立する計画であり、インド国内の複数の企業と議論が行われている段階です。特に、インド政府が進めるセミコンダクター製造のグローバルハブになるための取り組み、インド・セミコンダクターミッション（ISM）のもと、ディスプレイファブの設立が進められています。

会議や対話を重ね、この計画を牽引するインドの強力なプレイヤーと提携できるよう努力しており、年末までにはパートナーが発表される見込みです。テクニカルな専門知識を提供するシャープにとって、インド市場は非常に魅力的な地域であり、フォックスコングループの支援を受けております。
シャープはすでにインドに子会社を設立しており、B2BおよびB2C製品を市場に提供しています。インドでのディスプレイファブ設立に向けた投資額は最大50億ドルに上ると報じられており、政府や州政府、ローカルの投資家とのパートナーシップ獲得に向けた活動が進行中です。
これは、インド政府がセミコンダクターミッションの第二フェーズを始動させると発表した後の動きであり、インドの半導体エコシステムをさらに拡大する狙いがあります。

出典 : https://inc42.com/buzz/japans-sharp-steps-up-india-semicon-play-scouts-for-partners-to-build-display-fab/