インド政府、ギグワーカー待遇改善へ向けて動き出す

インドでは、ギグワーカー（非正規短期雇用労働者）の待遇が問題となっています。彼らの労働環境には長時間労働や低賃金などの懸念があり、これに対するストライキや抗議活動も起こっています。
労働大臣のマンスク・マンダビア氏は、こうした問題を受けて、フードデリバリーサービスのSwiggyやZomato、輸送サービスのUberやOlaを含む様々なアグリゲータープラットフォームに対し、3か月以内に資格のあるギグワーカーを国が運営するe-Shramポータルに登録させるよう指示しました。
これは、移民労働者や建設労働者などの無秩序な労働市場のデータベースとして2021年に設立されたものです。

また、マンダビア大臣は各社に対して、国のキャリアサービスに仕事の空き状況を掲載するよう求め、ギグワーカーに対する社会保障枠組みの構築を模索するための専門委員会の設置を指示しました。
登録されたギグワーカーはユニバーサルアカウント番号（UAN）を受け取り、重要な社会保障の恩恵を受けることができるようになります。
これらの動きは、eコマースやクイックコマースモデルの採用が増える中、労働省だけでなく商務省もギグワーカーの挑戦を認識していることを示しています。

出典 : https://inc42.com/buzz/onboard-all-gig-workers-on-e-shram-portal-in-3-months-labour-minister-to-aggregators/