急成長を遂げるインドのSaaS企業、Whatfixの驚異的な収益向上と今後の課題

インドを拠点とするSaaSスタートアップ、Whatfixは、売上高の大幅な増加に成功しました。2024年3月31日に終了した会計年度では、収益が前年の285 Crルピーから425 Crルピーに49%増加し、400 Crルピーを超える壁を打ち破りました。他の収益を含めると、総収益は303.9 Crルピーから1.5倍の445.3 Crルピーへと大きく伸びました。

この収益の伸びに伴い、Whatfixは損失も20%削減することができ、328.3 Crルピーから263 Crルピーへ減少しました。さらに経費の増加を抑え、全体の支出は12%の上昇にとどまりました。中でも、最大の費用である従業員の給与支出は416 Crルピーから8%増の451 Crルピーへ上がっています。

一方、広告費用は79 Crルピーから71 Crルピーへと11%カットされ、効率的なコスト管理が行われていることが伺えます。Whatfixの主力製品であるデジタルアドプションプラットフォームは、全収益の84%を占めています。

また、Whatfixは最近、125百万ドルのシリーズE調達ラウンドを成功させ、約900百万ドルの評価額でWarburg PincusやSoftBankのような大手投資会社から投資を集めました。しかし、現在、Whatfixは米国でブリーチ・オブ・コントラクト（契約違反）で訴えられており、企業としての今後の挑戦も顕在化しています。

出典 : https://inc42.com/buzz/whatfixs-revenue-jumps-49-crosses-inr-400-cr-mark/