インドのベンチャーキャピタル、気候・健康スタートアップ投資で未来を切り拓く

昨年、初期段階のベンチャー企業Rainmatterは、47のスタートアップへと約275 Crルピーを投資しました。その中でも特に気候と健康に関連するスタートアップが多くの投資を集め、ボリュームにおいては最大のシェアを占めています。これはZerodhaの創業者であるNithin Kamath氏のツイートによって明らかにされました。
一方で、Rainmatterの全体的なポートフォリオにおいてはフィンテック分野のスタートアップが最も多いものの、2024年のトレンドはシフトし、気候に関するスタートアップへの支援が15件、健康関連のベンチャーが16件と増加しました。
同社は今後数年間に渡り、投資用として1,000 Crルピーを確保していると、Rainmatterの代表であるDinesh Pai氏がブログで述べています。
「我々は初期段階かもしれませんが、現在のところ、気候と健康が将来のメガトレンドになるだろうという仮説を持っています」とKamath氏は、X（以前のTwitter）への投稿で述べており、インドの健康増進と地球環境の改善に取り組んでいる創業者たちを支援する意向を示しています。
創業以来、Rainmatterは100を超えるスタートアップに投資しており、その中には32のフィンテック企業、27の気候に焦点を当てた会社、24のヘルステック企業が含まれています。同ファンドは2016年以来、合計で約700 Crルピーを投資してきました。
Rainmatter Capitalの利益は、より多くの起業家を支援し、非営利部門のRainmatter Foundationへと再投資されています。
このファンドは、CredやDitto、Smallcaseなどのフィンテックスタートアップだけでなく、The Whole TruthやUltrahuman、Fittrといった健康・フィットネス領域、さらにはAkshayakalpaやSolarsquareといった気候問題に取り組む会社にも出資しているのです。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/zerodhas-rainmatter-invests-rs-275-crore-in-2024-with-major-focus-on-climate-health/articleshow/117052970.cms